ニュースキャスターは忙しい! とってもとっても忙しい!!が、大好きな乗り物について語れるならば・・・! 日本テレビ系列「NEWS リアルタイム」キャスター・近野宏明の、愛と知識と無邪気さを搭載した乗り物ブログ、いい感じで走行中!
番組HPで掲載している「リアルコンノ」には書きましたが、先月沖縄に出かけてきました。勝手知ったる土地なので、基本的にはレンタカーで移動していたのですが、帰京時は空港までモノレールにて移動しました。車両が写っているのは、県庁前駅でのショットです。
今回の目玉は「日本最南端の駅に降りたつ」こと。鉄道ファンのあいだでは言わずと知れた「赤嶺駅」です。これまでは何度か「通過」してはいたものの、モノレールから降りてみることがなかったので、今回は20分ほど時間を余計に見積もって乗車しました。
で、赤嶺駅。着いてみるといささか拍子抜け。ホーム上には「日本最南端の駅」を示すようなものはとくに見つかりませんでした。北緯26度11分36秒、だそうですが。短いホームには駅名標とベンチぐらいしかありません。突然にやることを無くし、途方に暮れて次の列車を待ちます。
思い立ってホームの端から南側を見てみると、行く手のレールはぐーっと右にカーブして、終着の那覇空港駅に向かいます。地図でご覧いただくとわかるのですが、那覇市中心部からここまでおおざっぱに言うと南下してきたモノレールは、ここ赤嶺で右にターン。北上して空港ターミナル横に滑り込みます。日本で一番南のレールの向こうには、自衛隊の航空基地と、海が見えました。
帰京後。ネットで調べてみると、 「最南端」のモニュメントは駅前広場にあるようで。あちゃー。次回の課題です。
先にお断りしておきますと「吊り革」についての前回の考察は、ずいぶん前のことです。ほぼ1年前。#062、#063の2回でした。それに続く3回目ですので悪しからず。
前回の#157で紹介したディズニーリゾートラインは、テーマパーク内のいわゆる「アトラクション」と誤解されがちですが、決してそうではありません。正真正銘の「鉄道」です。その証拠に、運賃の改定では国土交通大臣に認可を求めています(国土交通省の記者クラブにてそのリリースが配られました)し、切符売り場に行けば「定期券」も売っています。いっぽう「反時計回りの一方通行の単線」とか「車掌はいるけど運転士はいない」という運転方式は非常に特徴的。まあいろいろとマメ知識の多い路線であることに間違いありません。

しかし何と言っても、誰の目にも明らかな特徴は、そのデザインでしょう。外観からして一目瞭然。側面の窓がミッキーの型に切り抜かれています。で、吊り革も持ち手の部分がミッキー。これ、他のキャラクターでも可能でしょうけど、認知度の高さからいってミッキーに敵うものは無いでしょうね。
それがこちら。ドアのヨコからまっすぐに伸びるロングシート…かと思いきや。通勤電車に慣れた私たちの目を疑わせる、突然のカーブ。座席はぐいっとラウンドしています。その端っこ(写真では左側)に座るとすれば、進行方向に向かって腰掛けることになるのです。電車の進行方向に正対できるこのシート。乗りもの好きにはたまりません。単なるロングシートと比べると評価ポイントがずいぶん上がりますね。
で、この列車はどこのものかというと、この写真。 「ディズニーリゾートライン」なんですね。心理学的には、人は90°の角度で座ると親密さを増すと言われています。ロングシートに並んで座るより、ボックスシートで向かい合うより、このラウンドシートで90°の位置になるよう座ると、ふたりのココロの距離は急接近♪…さすがはディズニーです。周回する列車内も、夢を広げてくれますね。この連休もきっと多くのカップルがこのシートで親密になったに違いありません。
暫定税率が復活し、きのう5月1日から元どおり課税されているガソリン。普段は残り3分の1を切る頃までは自家用車のガソリンを入れない私ですが、ガソリンスタンドの様子も知っておこうと思い、29日の夜にスタンドに行って来ました。まだ1日を残したこの日、やはり幹線道路沿いのスタンドは、みたことの無い混雑。路上にも数多の車が並んでいました。
私の車は、前回満タン給油したときからの走行距離からして、だいたい20リットルちょっと入るかなと推測。案の定、タンクは21リットルを飲み込みました。1リットルあたり30円ほどの値上げが予想され、実際には35円も上がりましたから、700円もの差額です(4月23日に町村官房長官は、連休中に一気に値上がりすることには多分ならない、という趣旨の見通しを示しましたが、完全に外れました)。値上げラッシュのご時世、出来ることはすべからく節約したいとお考えの方が殆どでしょう。夜、長い行列を我慢してでも給油しておきたいと考えるのは、当然のことと言えましょう。自分の懐が痛むかどうか、その痛みがどこまで抑えられるかという切実な問題ですから。
この感覚。きのう「リアルタイム」のコメンテーター・山本博さんは「福田さんも全国の知事の皆さんも、暫定税率は必要だと言うんですが、僕はあの人たちの中にね、自分でガソリンスタンドに行って、給油して、自分の財布からお金を出している人が何人居るのだろうかと聞きたいですね」とおっしゃいました。このコメントがどう受け止められているか、私は与野党の国会議員、視聴者の皆さんに確認したい気持ちにかられます。
電気自動車で余談を1回。高速周回路を見渡すと、はるか向こうの敷地の外に、新しいマンションが見えました。見通せる範囲では、このマンションだけがテストコースを望めそうです。「私がライバルメーカーの人間なら、絶対にあのマンションの部屋を借りますよ。こっちが丸見えですもんね」と言うと、広報の方が 驚くべきコトを教えてくれました。「近野さん、あのマンションの手前に高いポールがたくさん並んでいるの、見えますか?」「ええ、あの白いの」「そうです。本当に見られてはまずいテストを行う時には、あのポールの間に目隠しのカーテンが張られるんですよ」
…やはり対策も万全だったんですね。まあ考えてみると当然のことですが。ケタ違いの開発資金を投入して新車を送り出し続けるには、ライバルには手の内を絶対知られないようにすることが不可欠です。実際にあのマンションにライバルメーカーの関係者がいるかどうかは分かりませんが、念のため、見られないようにするのは至極当たり前。
しかし岡崎工場のまわりはまだまだ高いマンションの建つ余地がありました。いずれ別の角度に高い建物が建つようになって、外周をぐるっとカーテンが取り囲む日も来るのでしょうか…?
前回のつづき。様々な実験施設を見せて頂き、お楽しみの試乗も満喫しましたよ。岡崎工場には一周およそ2400mの高速周回路や、急坂・砂利道などを盛り込んだクロスカントリー路などがあり、日々テスト走行が行われています。
高速周回路の驚きは、コーナー部分の「バンク」のきつさです。
外側車線のほうがグイーンと高くなっていて、ほとんどハンドルを切らずとも遠心力と相殺してカーブを走り抜けるのです。カーブの外側へ向かう高低差、実際に立ってみると静止するのも困難なぐらいの傾き。ぐいっと広げた私の両手が、水平ラインですからね。対する両足の位置の違いを注目してください。これでも真ん中車線あたりですから、さらに外側車線は推して知るべし。
テストドライバーさんの運転で助手席に座り、時速130キロ超で一番外側の車線を反時計回りに走って見ると、自分の左側、というより左下方に地面が見えます。カーブの頂上で停まったら、間違いなく助手席方向に車は転がって落ちていきます。また、もしドライバーさんがちょっとだけ右にハンドルを切ったら、コースの外側にすっ飛んでいくことでしょう。さすがにちょっとだけ身がすくみました。
それにしてもこの電気自動車、高速周回路でもクロスカントリー路でも、動力性能にまったく不足はありません。メーカーが自信を持って試乗の機会を設けるのも頷ける出来映えでした。
愛知県は岡崎に行って参りました。電気自動車の取材です。すでに市販されているガソリンエンジンの軽自動車をベースに、そのパッケージを活かして作られた最新型。開発者の話を聞き、試乗コースでたっぷりと運転する機会に恵まれました。結論から言うと、「予想以上の進化」に驚かされました。
車体の床面裏側には、リチウムイオン電池が畳1枚ぶん並べられています。ここからモーター・減速機を経由して力が後輪に伝達されます。運転操作は通常の自動車とまったく一緒。ただ、キーを回してもエンジンの音はしません。シーンとした静寂が車内を包みます。アクセルを踏むと音もなくスタート。アスファルトを踏むタイヤのノイズだけが、開けた窓から聞こえてきます。この静けさ。エアコンのファンの音が目立ってしまうぐらい。これはすごい。
実際に運転すると、加速がじつに気持ちいい。実際、小型車なみのパワー・トルクを持っていて、まだまだゆとりがあるそうです。くわしいインプレッションはまた次回…。
鉄道車両に乗ったとき、どういう席のグレードが高いか。「できればこういう座席に座りたい!」「こんな座席はいまいちだ」「この席はおトクだ」…私はこれに関してはハッキリした基準、ヒエラルキーがあります。ま、今改めて考えてみたんですが。もちろん、有料の特急や新幹線などは除き、普通料金で乗れる普通の列車で考えてみました。
下から行くと、やっぱり一番グレードが低いのは車体側面の窓に沿ってずらーっと伸びたロングシートでしょう。ヨコ方向に進むのも今ひとつ。流れゆく景色を眺めづらいのも失点です。 その次は単なる4人がけのボックスシート。列車の進行方向と体の向きが自然なのは喜ばしいのですが、これもできれば進行方向にむかって座りたいところ。背中のほうに列車が進むのは、ちょっとねえ。
そして、その上が今回の写真です。ボックスシートのように窓際に向かい合う、一人掛けの座席。しかし1対1で向かいあうというところが通常の4人掛けとは違います。この一人掛け座席は隣に誰かが座るコトができません。「お一人様」のために設えられた感覚が強い。しかもイコール窓際席ですので、ゆっくりと景色を堪能できるのです。いい。じつにいい。これは固定された席の中では「トク等席」と言えましょう。ただこのタイプはあまりないですよね。写真は東京モノレールで撮りました。
さらにグレードを上げていくと、関西に多い転換式のシート。2人掛けの座席がずらーっと並び、進行方向に合わせて背もたれをガチャンと動かせるタイプですね。これだと基本的にはどの席に座っても、前を向いて進行し、他人と向かい合うこともありません。
とまあ、いろいろ書き連ねて来ましたが、だいたい列車は混雑しているものです。グレードの高い席はなかなか座れるものではありません。ロングシートであっても座れれば御の字。きょうの帰りはどうなることやら。
もうひとつ、バスネタです。先日、仕事終わりで東京ディズニーランドに行ってきました。すると、スペースマウンテンの近くに、こんなかわいらしいバスが。4月15日に25周年を迎える東京ディズニーランド。来週から25周年を記念してディズニーの仲間たちが全国各都市をめぐるそうです。そのドリームツアーのために作られた特別仕様のバスが、この「ドリームクルーザーⅡ号」なんですって。
ドアのまわりはミッキーをかたどったデザイン。そしてフロントエンドはミッキーの耳もちゃんとついています。そして最後部はきっとディズニーのキャラクターが大勢乗るのでしょう、屋根のないオープンデッキタイプになっています。後輪が見えないように赤いカバーがついていたり、円いライトや角のとれたボディ、あえて1枚ガラスではなく2分割したフロントガラスなど、「古きよき時代のアメリカ」を表現するのがあいかわらず上手いなあと感心しきりでした。
ところでこの「ドリームクルーザー」は「Ⅱ号」ですからね。20周年の際に作られたという「Ⅰ号」のミニカー、買いました。今度お披露目いたします。
最後部右側の席に座ると、自分で車を運転していては注視できない、さまざまな新鮮物件が目の中に飛び込んできます。「ははーん、あのラーメン屋さんの2階にはこんなお店が」「いま大荷物を持って降りたおばちゃんが入った路地の先には何があるんだろう?」などと思うことしきり。
しかしこのときの乗車で最大の発見は、下車直前のこと。出口近くに座っていた女性の開いた文庫本。ふと視界に入ったその本の右ページ、見出しには衝撃の文字が。「勝負下着大量購入」。出口に向かって歩きながらだったので、残念ながらそれがどういう本なのか、見出しのあと本文はどう続くのか、もちろん判読は出来ませんでした。誰のどういう本なのでしょう?
げに夜のバスはおもしろし。


