#483「赤錆」
先日もピックアップトラックを考察しましたが、今回もまた。何しろアメリカらしい乗りもの、ってことなんですね。今回は趣味の現場ではなく、事業所で見かけたものです。ワシントン郊外の「蒸留所」=ウィスキーとかウォッカとか、蒸留酒を造る工場に行ったとき、隣の小屋から顔をのぞかせていたのがこちらの一台。
錆びてます。赤錆だらけのトラックです。フロントグリルはすでに欠損してます。運転席に乗ろうとしてドアを開けたら、そのままガタンと落ちそうな予感がします。フロントタイヤにもご注目。すでに大地と一体化しつつありますね。現役を退いてどれぐらい経ったのでしょう。
しかし荷台を見ると、これまた赤く錆びているけれど、樽がちゃんと載っかっています。老兵の意地を感じるところです。絵本の世界ですと、このトラックが奮い立って新車のトラックの窮地を救うというストーリーがあり得ます。私がもし絵本作家なら、そういう筋書きを選びますね。そんな風に擬人化したくなるのは、ヘッドライトが丸くて「人の目」に近いからでしょうか。このとぼけた味わいを持ったトラック、赤錆びもこのへんで止めないとほんとに朽ち果てそうですので、うまいこと大切にしていただきたいものです。
錆びてます。赤錆だらけのトラックです。フロントグリルはすでに欠損してます。運転席に乗ろうとしてドアを開けたら、そのままガタンと落ちそうな予感がします。フロントタイヤにもご注目。すでに大地と一体化しつつありますね。現役を退いてどれぐらい経ったのでしょう。
しかし荷台を見ると、これまた赤く錆びているけれど、樽がちゃんと載っかっています。老兵の意地を感じるところです。絵本の世界ですと、このトラックが奮い立って新車のトラックの窮地を救うというストーリーがあり得ます。私がもし絵本作家なら、そういう筋書きを選びますね。そんな風に擬人化したくなるのは、ヘッドライトが丸くて「人の目」に近いからでしょうか。このとぼけた味わいを持ったトラック、赤錆びもこのへんで止めないとほんとに朽ち果てそうですので、うまいこと大切にしていただきたいものです。