#485 「風情」
日本に出張した際、初めて伊勢を訪れました。これまで何度も、いいところだと聞いてはいましたが、なかなか足を運ぶ機会が無かったのです。今回訪ねて感じたのは「こんどはゆっくり巡りたい」ということ。聞きしにまさる好いところでした。いろいろ書きたいことはあるのですが、当コラムは乗りものがテーマですので、その方面の話題をひとつ。
写真はJR伊勢市駅のホームです。木製の柱を組み上げた屋根のつくり。ツヤのあるベンチは座り心地を考慮した曲線を描いています。そしてその上に載せた名物「赤福」の看板。昔ながらの駅のディテールがいくつも見て取れます。列車が着く度にちょっとした喧噪に包まれますが、そのあとはまた心地よい静けさがもどります。
この旧くて静かなホームのようすを見ていると、私の実家がある新潟の新津駅の光景も思いだされました。あちらは残念ながら旧い地上駅舎が壊されて、橋上の無粋な駅に変わってしまいましたが・・・。
伊勢市駅の駅舎も決して凝った造りではありませんが、鳥居とセットのこの風情は、やはり風格を感じます。街とセットでひとつの光景を織りなす駅舎はいいものですね。
写真はJR伊勢市駅のホームです。木製の柱を組み上げた屋根のつくり。ツヤのあるベンチは座り心地を考慮した曲線を描いています。そしてその上に載せた名物「赤福」の看板。昔ながらの駅のディテールがいくつも見て取れます。列車が着く度にちょっとした喧噪に包まれますが、そのあとはまた心地よい静けさがもどります。
この旧くて静かなホームのようすを見ていると、私の実家がある新潟の新津駅の光景も思いだされました。あちらは残念ながら旧い地上駅舎が壊されて、橋上の無粋な駅に変わってしまいましたが・・・。
伊勢市駅の駅舎も決して凝った造りではありませんが、鳥居とセットのこの風情は、やはり風格を感じます。街とセットでひとつの光景を織りなす駅舎はいいものですね。