2011年3月アーカイブ

#366「神業」

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多くのドライバーにとって、面倒だなと感じられるのが「車庫入れ」でしょう。ま、毎日乗っている人が毎日同じ場所に車を入れるのは、それ自体が体にしみついていき、あまり考えなしにできる場合もありますが。

それでもこれは神業だ!と思うのが、トレーラーの場合。なにせ長い車体の途中でぐにゃっと曲がるから。この写真は参議院の旧議員会館の解体現場です。重機を載せるトレーラーが路上に停車。左後ろにある現場入り口にお尻から入るとき、ドライバーはハンドルをまずどちらに切るでしょう?ちょっと考えてみてください。 車庫入れ.jpg

トレーラーの場合、ぐにゃっと曲がってしまうと、バックミラーを見ても、窓から身を乗り出しても、最後部がまったく見えなくなるはずです。なのにぴたっとお尻を入れ込んで、バックしていくうちにいつしか車体が一直線に戻り、所定の場所に真っ直ぐ停まる。何度見ても神業、です。


#365「回転」

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乗りものには回転運動がつきものです。言うまでもなく、自動車や鉄道車両は車輪の回転によって進むわけですし、飛行機や船のエンジン、プロペラやスクリューなど。ぐるぐる回るものは乗りものに欠かせないですよね。

きょうは乗りものそのものが回転しながら進む場所をご紹介します。場所は山梨県の北杜市。小淵沢の駅からウイスキーの蒸留所のある白州へ向かう途中にある「ループ橋」であります。

回転.jpg

写真は白州の側から見上げたループの威容。なんでわざわざくるっと円いルートを造ったかといえば、狭い範囲で大きな高低差を一気にクリアできる構造だから。同じ斜度で直線のルートにしたら、始点と終点のあいだがずーっと離れてしまいます。その点ループなら直上直下を結ぶことができます。

実際走ってみると、さっき自分が通った道の下をくぐるというのはなかなかおもしろい。日中は車内にさし込む光もぐるっと回るわけで、ほかにない感覚です。最近は車載カメラで撮影した映像がネット上にアップされているので、回転の妙、ぜひお試しを。


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プロフィール

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近野 宏明
(こんの ひろあき)

現在、ワシントン特派員。鉄道、自動車、航空機などの乗りもの・交通全般に詳しい。

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