2014年1月アーカイブ
アメリカに来てから10か月。大きなお肉、チーズに揚げ物、といったアメリカンな食べ物をなるべく食べ過ぎないようにと心していました。しかし、こちらで生活していると、やっぱりその美味しさからは逃れられないわけであります。多くの場合、その美味しさの源は「脂」ですからね。脂の美味しさというのは、人間の根源的な感覚のひとつといっていいでしょう。何しろ「にくづきに旨い」と書いて「脂」なんですから。
そんな食生活の変化を如実に表すように、体重とかウエストとか、そっち方面に何かこれまでとは違う傾向を感じているわけであります。
今回の写真はこちら。限界測定車です。ワシントンから1時間ほどのボルチモアにある鉄道博物館に展示されている年代物です。写真で左側に見えるトゲトゲをハリネズミのようにぶわっと広げてゆっくり走ります。安全な運行のためには、車両の回りの一定の範囲を絶対にクリアにしておく必要があるわけです。トゲの先端がその限界、ということで「限界測定車」というんですね。広げたトゲに建物や電柱やホームの屋根やその他もろもろが触ってはいけません。原始的ではありますが間違いのない方法です。
ひるがえって、体重の増加を危惧する人間の場合。何でしょうかね...。「いつも使うベルトの何番目の穴」「3年前に余裕を持って着ることが出来たスリーピースのスーツ」あたりが限界測定の道具になるのでしょうか。安全のためには定期的な測定が重要という点で、鉄道も健康も同じであると言えましょう。皆さん、健康診断はどうぞ怠りなく。
そんな食生活の変化を如実に表すように、体重とかウエストとか、そっち方面に何かこれまでとは違う傾向を感じているわけであります。
今回の写真はこちら。限界測定車です。ワシントンから1時間ほどのボルチモアにある鉄道博物館に展示されている年代物です。写真で左側に見えるトゲトゲをハリネズミのようにぶわっと広げてゆっくり走ります。安全な運行のためには、車両の回りの一定の範囲を絶対にクリアにしておく必要があるわけです。トゲの先端がその限界、ということで「限界測定車」というんですね。広げたトゲに建物や電柱やホームの屋根やその他もろもろが触ってはいけません。原始的ではありますが間違いのない方法です。
ひるがえって、体重の増加を危惧する人間の場合。何でしょうかね...。「いつも使うベルトの何番目の穴」「3年前に余裕を持って着ることが出来たスリーピースのスーツ」あたりが限界測定の道具になるのでしょうか。安全のためには定期的な測定が重要という点で、鉄道も健康も同じであると言えましょう。皆さん、健康診断はどうぞ怠りなく。
さりげなく、400回を迎えました。驚くべきことですね。始めた時にはこんなに続くとは思いませんでしたから。ご愛読ありがとうございます。
400回ということで、当然のことながら新幹線400系の写真でも載せようかと思いました。が、そもそも400系を撮影したことが無かったかもしれません。とするとB747-400とか、キハ40の400番台とか?飛行機のほうは写真がありそうですが、ちょっと探しきれませんでした。
そこで、400から離れまして。あっさりと。500回を目指してうなぎ上りに回数を増やしていけるよう、今回は「螺旋」であります。「螺旋階段は乗りものじゃない!」というご意見は百も承知です。よくご覧下さい。これはエスカレーターなんです。
ぐるぐると回りながら昇降するエスカレーター。まっすぐだとちょっとビジネスライクなのに、螺旋になっただけでなぜ華やぎが出るのでしょうか。ひところ結婚式場で見かけた、新郎新婦が螺旋階段から登場するシーン、あるいは昭和の歌番組のセット(これまた歌手が降りてくる)などを想起させるからかもしれません。
いかん。降りてくる話ではありません。うなぎ上りの話です。気になるのは、このエスカレーター、螺旋状に上り切ったあと、我々が乗っていた一段一段のステップはどのように戻っていくのか...。考え始めるとなかなか難しく。私の想像力はうなぎ上りにはほど遠く。
1月になったと思うともう半月。季節の移ろいと乗りもののスピードは年々速くなっている気がします。特に12月から1月にかけては古の人々も「師走」と称したとおりのスピード感ですね。
アメリカ・ワシントンで過ごした年末年始は、日本とはだいぶ異なものでありました。正月気分はほとんど無く仕事に入る代わりに、年末はかなり緩いというか。もっと言うと、11月末のサンクスギビングから年末まではホリデーシーズンと言うだけあって、だらけた感じがしたものです。
しかし、そんな時にも忙しく働き回るのが消防車。支局近くの消防署からは夜になっても大きな...もとい、とても大きな...違う、けたたましい...というか、信じられないようなデカい...サイレン音を轟かせながら出動するのがよく聞こえました。夜更けの出動にはちょっとうるさすぎでしょ?そこまでしなくてもみんな聞こえるし、みんな見えているよと思うのですが、サイレンのボリュームを下げる事はありません。
こちらもそんな一台です。まあ日本もそうですけど、日本以上に「俺たちの消防車!」という匂いがプンプンいたします。炎と戦う猛者達の愛着が、ボディのペイントだの愛称だのに横溢。火の粉や煤を浴びるはずのボディはいつもピカピカ、よほど大切に磨き上げられているのでしょう。街の安全を守る気持ちの象徴です。轟音は、命がけの仕事の誇りを住民に知らしめる効果があるのかもしれません。
年が改まりました。皆さま明けましておめでとうございます。2014年をどのようにスタートされたでしょうか。
当コラムは2006年11月にスタートしていますので、2014年となると「足かけ9年」やっていることになります。実際は7年2か月、しかも途中に空白期間あり、ですけど(笑)。「足かけ」という表現は期間を長めに表現したいときには便利ですね。
時に上司からもらった「お年玉」について書き、ときに電車の「トップナンバー」について能書きをつらねてきた新年初回。今回も新年ぽいネタを考えてみましたが、アメリカのこの道の写真は如何でしょうか。
ネバダ州だと思います。「思います」っていきなりあやふやですが。もしかしたらカリフォルニア州に入っていたかもしれません。青い空、雲なし。一直線。前途には山。新年に相応しいような気が致します。もちろん、なかなか思うようにいくことばかりではありません。上り下り、くねくねと曲がるばかりで一向に進めない道もあるわけですね、お互いに。...ほんと演歌の歌詞の世界のようですが、40年余り生きているとそんなことも考えたりするようになるんですね。自分でも驚きです。
でも新年ぐらい、気持ち良くまっすぐな道を眺めてみるとしましょう。きっと来週あたりから前方の山にぶつかりますし。紆余曲折が待ってますので。どうぞ本年もご愛読を宜しくお願い申し上げます。