2016年2月アーカイブ
先回に続き大雪を振り返ります。まずは我らがワシントン支局のあるビルの前が、どうなっていたかというと...。
この時点で積雪が30センチほどあったのですが、さらに雪は深さを増しまして。当地では雪となると大量の融雪剤を撒いて備えることを本コラムでもご紹介しましたが(#402「凝固」)、もはや融雪剤もまったく効果の無い勢いで雪は積もりました。普段は人通りも車の数も多い場所ですが、さすがにひっそり。そんな大雪のときに活躍するのが、除雪車です。
大通りは、雪を飛ばす羽根やロータリー機を付けた大型ダンプが頼もしく走っていきましたが、こんな小さいのも見かけました。どうですこの勇姿。1人乗り。これは小型のトラクターにカバーを付けた、という成り立ちでしょうか。最小サイズの除雪車です。これがホワイトハウス近くの歩道をせっせと除雪してくれたお蔭で、界隈では足が雪に埋もれることもなく歩けました。
それにしても、こういう除雪車、いったいどこから登場するのでしょう。気がつくとそこに現れて大活躍。まさに「正義の味方」のような存在です。
この時点で積雪が30センチほどあったのですが、さらに雪は深さを増しまして。当地では雪となると大量の融雪剤を撒いて備えることを本コラムでもご紹介しましたが(#402「凝固」)、もはや融雪剤もまったく効果の無い勢いで雪は積もりました。普段は人通りも車の数も多い場所ですが、さすがにひっそり。そんな大雪のときに活躍するのが、除雪車です。
大通りは、雪を飛ばす羽根やロータリー機を付けた大型ダンプが頼もしく走っていきましたが、こんな小さいのも見かけました。どうですこの勇姿。1人乗り。これは小型のトラクターにカバーを付けた、という成り立ちでしょうか。最小サイズの除雪車です。これがホワイトハウス近くの歩道をせっせと除雪してくれたお蔭で、界隈では足が雪に埋もれることもなく歩けました。
それにしても、こういう除雪車、いったいどこから登場するのでしょう。気がつくとそこに現れて大活躍。まさに「正義の味方」のような存在です。
少々旧聞になりますが、ワシントンでは先月23日に大雪に見舞われました。ホワイトハウス前は50センチほどの積雪!暖冬だと安心していた我々も驚かされる記録的な積雪でした。
この日の日中の気温はマイナス3℃。風も強かったので、パトカーもすっかり凍り付いてしまいました。バンパーに下がるつららが雪国の風情。通りは雪に覆われ、あちこちで四輪駆動の車も立ち往生。雪道の走破性を過信して失敗するのか、スタックする車には意外にも多くの四輪駆動の車が含まれるんですよね。
地下鉄もバスも運休し、自分の足が最も確実な移動手段となったこの日。現れたのはスキーヤーであります。はい、こちらです。
雪が積もったので自宅から滑ってきたそうで。ホワイトハウスを背景に記念撮影していました。スキーヤーはこの人の他にも、ちらほら。気象当局は「不要不急の外出はしないように」と呼びかけていたんですけど...。
この日の日中の気温はマイナス3℃。風も強かったので、パトカーもすっかり凍り付いてしまいました。バンパーに下がるつららが雪国の風情。通りは雪に覆われ、あちこちで四輪駆動の車も立ち往生。雪道の走破性を過信して失敗するのか、スタックする車には意外にも多くの四輪駆動の車が含まれるんですよね。
地下鉄もバスも運休し、自分の足が最も確実な移動手段となったこの日。現れたのはスキーヤーであります。はい、こちらです。
雪が積もったので自宅から滑ってきたそうで。ホワイトハウスを背景に記念撮影していました。スキーヤーはこの人の他にも、ちらほら。気象当局は「不要不急の外出はしないように」と呼びかけていたんですけど...。
前回の記事の写真で、もしかしてお気づきの方がいるかもしれません。というか、気づいて欲しくてあの写真を使ったのです。シーホークス仕様のジャンボの向こうに、別の飛行機が2機、見えますね。私も見つけちゃいまして、ズームインしました。
これです。どうですこの不自然なフォルム。機首と尾部は普通のジャンボ(ボーイング747-400)なのですが、胴体の真ん中はぷくっとふくれています。ちょっとたとえがよろしくないですが、「自分より大きな獲物を食べた蛇」のようであります。
これ、世界で作っているボーイング787の「部品」をここワシントン州の工場に運ぶために改造された輸送機、その名も「ドリームリフター」なんですね。垂直尾翼の少し前の方で、機体そのものが左にぐいっと折れ曲がって開き、コックピットのすぐ後ろまで格納室が巨大な筒状になってドーンと広がるという仕組みです。すごい...。(その様子は画像検索してみてください)。
ということは何万点もの沢山の部品を送るの?というとそうではなく、「部品」そのものの大きさがデカいからこれだけの容積が必要なんです。その証拠がこちら。
ちょうど、ドリームリフターから降ろしたばかりの2つの「部品」が台車に載せられ運ばれています。真横から見ると、これ、飛行機の機首部分ですね。スルッと右にむかって下がっているラインからして、ボーイング787の頭です。ボーイング787は世界各地で胴体や主翼などを組み立てて、それら巨大な「部品」をここに運んで最終組み立てするという製造方法で、日本からも随時送られているそうです。ロシアのマトリョーシカのように、機体の中に機体が入って居るわけですね。
これです。どうですこの不自然なフォルム。機首と尾部は普通のジャンボ(ボーイング747-400)なのですが、胴体の真ん中はぷくっとふくれています。ちょっとたとえがよろしくないですが、「自分より大きな獲物を食べた蛇」のようであります。
これ、世界で作っているボーイング787の「部品」をここワシントン州の工場に運ぶために改造された輸送機、その名も「ドリームリフター」なんですね。垂直尾翼の少し前の方で、機体そのものが左にぐいっと折れ曲がって開き、コックピットのすぐ後ろまで格納室が巨大な筒状になってドーンと広がるという仕組みです。すごい...。(その様子は画像検索してみてください)。
ということは何万点もの沢山の部品を送るの?というとそうではなく、「部品」そのものの大きさがデカいからこれだけの容積が必要なんです。その証拠がこちら。
ちょうど、ドリームリフターから降ろしたばかりの2つの「部品」が台車に載せられ運ばれています。真横から見ると、これ、飛行機の機首部分ですね。スルッと右にむかって下がっているラインからして、ボーイング787の頭です。ボーイング787は世界各地で胴体や主翼などを組み立てて、それら巨大な「部品」をここに運んで最終組み立てするという製造方法で、日本からも随時送られているそうです。ロシアのマトリョーシカのように、機体の中に機体が入って居るわけですね。
飛行機好きにはたまらない、ボーイングの工場を見に行きまして、その時の写真をまずご覧頂きます。
...いきなり、「工場感」の無い写真で申し訳ありません、広大な工場の中、目を輝かせて見学したのですが、そっちはさすがに撮影禁止ということで、涙を呑んで心の印画紙に焼き付けてきました。
工場内見学のあと、パビリオンの屋上に上がるとそこには見慣れぬカラーリングのジャンボが。白に青、黄緑という爽やかなこの機体、地元シアトルのフットボールチーム、「シーホークス」のロゴをあしらった特別塗装機です。「もしかして、選手やスタッフの移動のための専用機?」と思ったのですが、よくよく見ると窓が殆どなく、貨物機だとわかります。機体番号で調べてみると、最新のジャンボ=B747-8の貨物機型でした。
シーホークの勇敢で力強いマークも飛行機にはピッタリ。きょうは果たして何を運搬しているのでしょう。
...いきなり、「工場感」の無い写真で申し訳ありません、広大な工場の中、目を輝かせて見学したのですが、そっちはさすがに撮影禁止ということで、涙を呑んで心の印画紙に焼き付けてきました。
工場内見学のあと、パビリオンの屋上に上がるとそこには見慣れぬカラーリングのジャンボが。白に青、黄緑という爽やかなこの機体、地元シアトルのフットボールチーム、「シーホークス」のロゴをあしらった特別塗装機です。「もしかして、選手やスタッフの移動のための専用機?」と思ったのですが、よくよく見ると窓が殆どなく、貨物機だとわかります。機体番号で調べてみると、最新のジャンボ=B747-8の貨物機型でした。
シーホークの勇敢で力強いマークも飛行機にはピッタリ。きょうは果たして何を運搬しているのでしょう。