#437「馬車」
世界各地の観光地では「馬車」を見かけることが多いですね。ことしに入っての「乗りもノート」でも、ニューヨークの馬車を取り上げたことがありました。きょうは前回に続き、ワイオミング州のジャクソンホールでの1枚。
日本の観光地で見る「レトロ調」の乗りものは、そのものはレトロ調がうまく再現されている場合が多いのですが、街並みそのものが意外に新しくなっていて、ちょっと辻褄が合わなかったりすることもあります。対してウィーンの馬車などは、そもそも街並自体が統一感のある古さを保っていて、待機している場所の薄暗さなどもそれらしい雰囲気だなあと印象に残っています。
そこへいくとこの街、観光の玄関口ですので勿論俗化した部分もありますが、全体としては低い建物とアメリカにしては狭い街路が中心の街で、馬車の時代の雰囲気が残っていました。空港には街の歴史を示す古い写真がいくつも飾ってありましたが、なるほど、建物の移り変わりより、乗りものの移り変わりのほうが顕著なようです。
後から知ったのですが、ジャクソンホールの街は冬場の寒さがとんでもないらしく、氷点下50℃というような記録も残っているとか。今でこそ頑丈で強さ満点の大型SUVが行き交うこの街ですが、馬車の活躍した開拓時代、人々の遠距離移動はやはり苛烈だったのでしょう。決して頑丈ではない私は便利な現代に生まれたことを感謝せねばなりません。
日本の観光地で見る「レトロ調」の乗りものは、そのものはレトロ調がうまく再現されている場合が多いのですが、街並みそのものが意外に新しくなっていて、ちょっと辻褄が合わなかったりすることもあります。対してウィーンの馬車などは、そもそも街並自体が統一感のある古さを保っていて、待機している場所の薄暗さなどもそれらしい雰囲気だなあと印象に残っています。
そこへいくとこの街、観光の玄関口ですので勿論俗化した部分もありますが、全体としては低い建物とアメリカにしては狭い街路が中心の街で、馬車の時代の雰囲気が残っていました。空港には街の歴史を示す古い写真がいくつも飾ってありましたが、なるほど、建物の移り変わりより、乗りものの移り変わりのほうが顕著なようです。
後から知ったのですが、ジャクソンホールの街は冬場の寒さがとんでもないらしく、氷点下50℃というような記録も残っているとか。今でこそ頑丈で強さ満点の大型SUVが行き交うこの街ですが、馬車の活躍した開拓時代、人々の遠距離移動はやはり苛烈だったのでしょう。決して頑丈ではない私は便利な現代に生まれたことを感謝せねばなりません。