#424 「顔つき」
日本では夏休みも佳境に入っている時季ですね。夏休みは鉄道の車両基地や工場などが公開されるイベントも目白押し。どこかできょうも鉄道車両を前に子供たちが目を瞠らせているのでしょう。
目を瞠る、といえば。こちらの写真は、ワシントンのいちばん大きな駅、ユニオンステーションで撮影したもの。この日は中・長距離列車に使う客車や機関車を中心に、多くの車両が公開されていました。新型(に見える)の機関車はまだ塗装もツヤツヤ。しかし、この車両もやはり、と言うべきか、表情が「吊り目」ですね。自動車や鉄道車両の前面ライト回りを「目」ととらえると、最近はほんとうに「つり上がった目」が増えています。また後日そうした写真を紹介しようと思いますが、自動車は前面からぐいっと側面にかけて回り込んだようなものまであります。
つり上がった目元の流行はいったい何を意味するのか。「力強さ」「速さ」「鋭さ」が増す効果がある、とは思います。ですが、個人的にはアグレッシブに過ぎるデザインはちょっと公共空間の雰囲気を厳しくするなあ、という気もします。デザインの歴史は振り子のように戻ってくると思いますので、子供たちの表情のように柔和な顔つきの乗りもの、待望しております。
目を瞠る、といえば。こちらの写真は、ワシントンのいちばん大きな駅、ユニオンステーションで撮影したもの。この日は中・長距離列車に使う客車や機関車を中心に、多くの車両が公開されていました。新型(に見える)の機関車はまだ塗装もツヤツヤ。しかし、この車両もやはり、と言うべきか、表情が「吊り目」ですね。自動車や鉄道車両の前面ライト回りを「目」ととらえると、最近はほんとうに「つり上がった目」が増えています。また後日そうした写真を紹介しようと思いますが、自動車は前面からぐいっと側面にかけて回り込んだようなものまであります。
つり上がった目元の流行はいったい何を意味するのか。「力強さ」「速さ」「鋭さ」が増す効果がある、とは思います。ですが、個人的にはアグレッシブに過ぎるデザインはちょっと公共空間の雰囲気を厳しくするなあ、という気もします。デザインの歴史は振り子のように戻ってくると思いますので、子供たちの表情のように柔和な顔つきの乗りもの、待望しております。