2011年7月アーカイブ
久々の香港シリーズです。九龍のメインストリート、ネイザンロードから一本入ったところにこの黄色いバンは停まっていました。赤いタクシーをはじめ、街行く車は日本よりもビビッドな色が多い香港ですが、このバンはひときわ目を引きます。なにやら「檸檬大王」と。大王とはまたずいぶん大きく出たなあ。
歩道沿いに横に回り込むと「檸檬王」なる品を安く売っているので、試しに買ってみると手渡されたのがこの袋。
袋を開けてみると、何やら黒っぽくいかにも渋い色合いの干物が登場。手にとってみると、なんとも薬草っぽい香りも。恐る恐る千切って口に運ぶと、おお、これはまさしくレモン!
甘草の粉がまぶしてあるので、若干苦みもあり、手が止まらなくなるようなタイプの味ではありませんが、口の中に拡がる味も意外に「渋ウマ」。漢字だらけの説明書きを読むと、胃腸やのどにいいらしいとのこと。
しかし写真を改めて見てください。派手なレモンイエローの車と渋い黒みのかたまりとのギャップ。いかにも香港らしい組み合わせですね。
先回の続きです。円い窓の前にはちょっとしたテーブルがあり、携帯電話の通話をしたり、ちょっとした書き物をしたりするのにいい感じのデッキです。
で、今回注目はそのテーブルの下。壁に内蔵されるかたちでAEDが備え付けられているんですねえ。死に至る恐れのある心臓の細動を取り除く機器です。最近は多くの公共施設に設置されていますよね。
不特定多数のひとが利用する鉄道には、こういう設備は有用ですね。もちろん使う必要が無いというのが理想ですけれど。
ただひとつ気になるのは、この場所、この表示だとちょっと目立たないんじゃないかということ。どうですかね。私の目には周囲ととけ込みすぎて、多くの人に認知されにくいような気がします。折角の装備ですので、目立つことも大事ではないでしょうか。