2011年1月アーカイブ
なおも続く関西シリーズ。大阪の地下鉄・心斎橋駅です。この駅の何がいいかって、見ての通りのこの広々とした感じ。東京の地下鉄ではまず見ないスタイルの駅ですよね。
上り下りのホームがひとつの大きなドームのようなトンネルに一体化している造り。のみならず、ひとつ上のコンコースまで一体化しています。すばらしい開放感です。この写真はつまりホームの上のコンコース階から降りるときに撮ったのですが、ホームのはるか向こうが見渡せるだけでなく、電車の屋根上までばっちり目にすることができる。ぜんぜんシチュエーションは違うのですが、この階段を下りるときの感覚は、だだっ広いホテルのロビーに吹き抜けから下りてくる感じに近いものがあります。
一般的にトンネルは断面が大きいほど建設費がかさみますから、これだけ大きな空間を地下に設けることは非・合理的であるわけです。げんに、多くの地下鉄では上り線、下り線、そのあいだのホーム部分と、最小限の直径に収めたトンネルを少しずつ重ねて3本並べて掘る、というのが普通です。断面は・・・なんというか、ちょうど双眼鏡みたいなものですね。そんなちまちましたことをせず、どーんと図太い一本の恵方巻みたいに作っちゃう。繰り返しますがこの開放感、すばらしい。
先回の続きです。きょうは京都で撮った一枚。地下鉄のシートです。といってもさすがの私も、関東の住民ですのでこの車両が市営地下鉄所有の車両かどうかはつまびらかではありません。もしかすると乗り入れている別の会社のものかもしれません。確認しておけばよかった。
「このシートがどうしたというのだ?」とおっしゃる方がいるかもしれませんね。ただのロングシートですから。「乗りもノートいよいよネタ切れか?」なんてお叱りを受けそうです。
しかしよく見てください。背もたれ部分と、座面の部分の境界線を。銀色になっている部分。スチールのダクトがずーっと、横一線に設置されているのですよ、これ。通常のロングシートの暖房といえば、座席の下、腰掛けたときにふくらはぎが暖まるように、温風のダクトがあるわけですが。写真でも確認できますよね。
しかるにこの車両は座ってみると腰の部分にも確実な温みが感じられる。おお、1月の京都の寒さがスーッと消えていきます。うーん、これは重宝。さすが関西のおもてなしですね。おおきに。
この写真見てください。3連休中に撮った、わがふるさと新潟の状況です。・・・と、言い張り続けても誰も疑わないでしょうが、滋賀県です。東海道新幹線の中から撮った1枚。誰がどう見ても雪国の情景ですよね。
真冬になると、東海道新幹線はしばしば雪のために遅れます。原因は十中八九、関が原付近の降雪、積雪によります。「この付近で徐行するため、10分から15分の遅れが出ています」なんてニュースを耳にしたことは何度もありますが、自分の乗った新幹線がその状況に遭遇したのは、考えてみたら初めてでした。新潟生まれの私でも、やはり普段は雪と無縁の生活ですので、これだけ真っ白な光景を見るとちょっとテンションがあがります。よく見ると、深いところの積雪は15センチから20センチぐらいあるでしょうか。
しかし世界有数の豪雪地帯を走る上越新幹線が完全に雪害を克服している(その対策詳細はここでは省きます)のに、なんで東海道新幹線は関が原レベルの雪にも屈しているのか。鉄道界の不思議のひとつです。上越新幹線と同じ対策を最新の車両でとっていないのか。もしそうならやらない理由は何なのか、ぜひ聞いてみたいものです。
皆さま明けましておめでとうございます。21世紀に入ったと思ったらもう2011年ですって。驚きです。そりゃトシをとるわけですわな。私もことし数え40歳ですから。ひー。不惑、ですって。え?と急に耳が遠いフリをしたくなります。
で、きょうの写真ですが、ぜんぜん乗りものと関係ないでしょ?とお考えの向きもあるでしょう。しかし。撮影場所は高速道路のサービスエリアです。関越道を走っていて、コーヒーを買いに車を停めて建物に入ると、そこにはこのネギが。いい感じですくすくと伸びてますねえ。
最近は「道の駅」が活況を呈しているので、サービスエリアもいい意味で影響を受けているようです。かつては生鮮食料品など売っていませんでしたからね。地の産品、しかも活きの良いものが売り上げの伸びに貢献しているようです。私もそんな伸びにあやかりたいものです。