#334「寸前」
なおも続く山陽シリーズ。今回は「鞆の浦」です。言わずと知れた「ポニョ」のふるさと。もちろんそれ以前からも山陽きっての名勝として、国内外にその名をとどろかせていた場所です。潮待ちの港として古くから栄えてきたこの町。ちょっと歩くだけでもその空気が凝縮されて残っている感じがします。
で、さっそく円形の港に足を運んでみると、さっそくドキッとしたのがこの軽トラック。ギリギリ、海に転落寸前のところでピタッと停めています。しかもバックで。おお、ひとの車ながらドキドキ。しかし真横まで回ってみると、その先はいきなり垂直の護岸になってるわけではなく、一応、階段状に水の中にはいっていく感じ。ちょっと安心しました。
しかしこのギリギリ感、もしも誰かの誘導なしに停めたのならば、そりゃ大した腕前です。当コラムの#320で紹介した、あの大胆なドライバーさん、当コラムを読んでいらっしゃるかなあ。もし読んでたら、鞆の浦にでかけてこの軽トラックのドライバーさんからバック駐車の極意を学んでほしいなあと思ったりした私でした。大きなお世話か。