#334「寸前」

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 なおも続く山陽シリーズ。今回は「鞆の浦」です。言わずと知れた「ポニョ」のふるさと。もちろんそれ以前からも山陽きっての名勝として、国内外にその名をとどろかせていた場所です。潮待ちの港として古くから栄えてきたこの町。ちょっと歩くだけでもその空気が凝縮されて残っている感じがします。

寸前で停車する軽トラック

 で、さっそく円形の港に足を運んでみると、さっそくドキッとしたのがこの軽トラック。ギリギリ、海に転落寸前のところでピタッと停めています。しかもバックで。おお、ひとの車ながらドキドキ。しかし真横まで回ってみると、その先はいきなり垂直の護岸になってるわけではなく、一応、階段状に水の中にはいっていく感じ。ちょっと安心しました。

寸前で停車する軽トラックを真横から見ると

 しかしこのギリギリ感、もしも誰かの誘導なしに停めたのならば、そりゃ大した腕前です。当コラムの#320で紹介した、あの大胆なドライバーさん、当コラムを読んでいらっしゃるかなあ。もし読んでたら、鞆の浦にでかけてこの軽トラックのドライバーさんからバック駐車の極意を学んでほしいなあと思ったりした私でした。大きなお世話か。


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プロフィール

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近野 宏明
(こんの ひろあき)

現在、ワシントン特派員。鉄道、自動車、航空機などの乗りもの・交通全般に詳しい。

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このブログ記事について

このページは、近野 宏明(こんの ひろあき)が2010年1月29日 13:30に書いたブログ記事です。

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