#332「大橋」
大橋、という地名や橋は全国そこかしこにあります。が、このスケールに勝るものはないでしょう。瀬戸大橋さんです。写真はその一番本州寄り、下津井瀬戸大橋のダイナミックな光景であります。すでに開通から20年余。本州と四国を直結する大動脈となっています。それを下から眺めるのは初めてだったのですが、あまりのスケールに、ちょと面食らいました。
鷲羽山の高台に上るとその眼下には島から島へ、そして四国へ。橋が非常にゆるいカーブを描いて連なっていくのが見えます。よくこんなもの造ったなあ…と感慨しきり。
さて橋の下に居ると、何が上を走っているのか見えません。しかしよくわかるのは、電車が通過したとき。けっこうな轟音を頭上から響かせて電車は走り去ります。…これ、けっこうな騒音ですな。もともと静かな漁村だったはずのこのあたり、視覚的にも、聴覚においても、大橋が地域に与えたインパクトは大きかったでしょう。
昨今は例の高速道路1000円、で「四国にうどんを食べに」なんて御仁も多いようです。実際関西圏だったらここまで200キロちょっとでしょうかね。羨ましいなあ…。海に山に美味に。山陽、四国の魅力は「大橋」でつながれています。