#274「開放」
東京はまだ梅雨の時期ですが、それでも楽しめる乗りものアトラクションが誕生です。その名も「スカイバス」。日の丸自動車が新規に参入した「定期観光バス」の通称です。
観光バスと一口に言っても免許のタイプはいろいろあるのです。団体旅行やグループでの貸切を受け付ける、そんな事業の免許がひとつ。もうひとつが「定期観光バス」というもので、こちらは一般の路線バスと同じように、決まった「バス停」から定時に出発し、あらかじめ届け出た決まったルートを走り、予約なしで(つまり飛び込みでも)乗れ、乗客が一人であっても運行する、というもの。「定期」という意味、わかりますよね。東京は長らく「はとバス」の一社が孤軍奮闘していました。今回は60年ぶりの新規参入なのです。
しかもそのバスというのが、「2階建て、屋根なし」という、この上なく眺望のすぐれた開放的なもの。当面は丸の内から皇居周辺・日比谷・銀座周辺を50分で回る1路線ですが、これ、ほんと楽しいです。視点が違うだけでこんなに発見があるとは思いませんでした。東京観光の新たな扉も開放した!そんな気がします。