#265「めぐりん」
小さめの姿なれど、なかなかピリッとしたデザインのこのバス。台東区内を循環する「めぐりん」です。下町らしいレトロ調が貫かれていますね。浅草は松屋の後ろあたりで撮った一枚です。
公共交通の不便な地域の足として、そして観光客の気軽な移動手段として運行されたこのバス。3系統の循環ルートを15分ごとに運行しているそうです。しかも運賃はひとり100円というわかりやすさ。もともと100円の小型バスと言うと、武蔵野市が始めた「ムーバス」が全国初のコミュニティバスとして有名ですよね。その後も順調に活躍しているそうで。
この「めぐりん」もそうですが、電車の駅や幹線バスから遠い地域というのはどんな都心でもゼロにはできないもの。「ムーバス」が提起した新しい運行形態は潜在的な乗客を掘り起こしたところに、称賛の価値がありますよね。私はというと、浅草など都内の観光スポットにいくとき、まず車でその街まで行って、駐車場に入れて…、というのを習いとしていました。が、今度はこういうコミュニティバス、試してみましょう。