#224「No.1」
あけましておめでとうございます。200回を超えた「乗りもノート」、足かけ4年目です。今年もご愛顧くださいますようお願い申し上げます。
新年初回のテーマは鉄道です。鉄道好きはじつにさまざまな分野に細分化されます。何度も繰り返しますが「裾野は広く、頂きは高い」んです。かく言う私もさまざまな局面で「おッ!」と胸ときめく瞬間というものがございます。で、先日「おッ」ときて写真を収めたのがこちら。トップナンバーです。鉄道にご興味のない方、意味わかりますかね。あらゆる鉄道車両には一両ごとに記号番号が割り当てられます。同じ形式の車両でも最初に作られた「1番」がついているのを見ると、ちょっと「おッ」とくるのですよ。これが。
今回の電車は211系。東海道線をゆく普通列車に使われる形式です。「クハ210-1」なんて記されていますね。この編成は先頭車両も中間車も、モーターのついたのも無いのも、それぞれの「1番」がそろっています。つまりは「いの一番」、全体として最初に作られた編成なんですね。
鉄道車両というのは、実際に作って使ってみて、その後の生産に改良を加えることがあります。結果としてトップナンバーというのはその後の量産車両とはかなりの差異がある場合も。まあ何と言うか、「いちばん最初」というのは気合いの入りかたが違う、感じがいたします。…理解してもらえるかなぁ?
人間もいちばん最初、お正月の決意はちょっと気合いが違いますでしょ?