#220「再生」
滑らかでいかにも最新のデザイン、という感じですね。富山から届いた写真です。
写っているのはもともとJR富山港線だった路線を路面電車化した、「富山ライトレール」の車両。一見してわかる特徴はそのきわめて低い床。ホームや周囲の路面との高さ関係をご覧頂けばその凄さ、ご理解頂けますよね。バリアフリーもここまで出来るという好例です。つるっとした突起物の無い車両デザインはアムステルダムあたりの路面電車を思い出しますが、車両は日本製だそうです。へぇ…。ちなみに停留所周辺も含め、トータルでデザインされているそうで、北陸本線から下車してこの光景を見ると、きっと今までとは違う旅情を喚起されることでしょう。
JRから移管されてスタートを切った富山ライトレール。乗客はJR時代に比べてぐんと増えたそうで、まずは再生に成功といっていいでしょう。東京でもこういう形式の鉄道を造れないかという構想はあるようです。私の地元、新潟も駅から市街地・官公庁のエリアを循環させるかたちでできると良いのになあ…。
ところでこの写真を撮影、送信したのは地元・富山の北日本放送アナウンサー、上野透さん。先日汐留の日本テレビにてお目にかかった際にお願いしました。簡潔にして要所を押さえた撮りっぷり、実はかなりの鉄道好きと見ましたよ。