#184「老舗のタレ!?」
当コラムのゲスト出演回数で最多を誇る、F先輩のご長男はもうすぐ5歳。まもなく2歳となる次男クンも電車好き。「ママ」の次に覚えた言葉は「でんしゃー」だったそうで。普通は「パパ」じゃないの?F先輩、大丈夫?
そんな兄弟が夢中のプラレール。最新モデルは話題の副都心線!走行するとライトも点灯します。オトナの鉄道模型並みですね。いずれ彼らもプラレールを「卒業」し、そっちに上級移行する日が来るかもしれません。事実、F兄弟が持っている大量のプラレールは、すでに「卒業」した従兄弟から受け継いだモノが殆どで、その従兄弟も一部は知り合いから頂いたとか。中には絶版になったり、入手が困難になったりと、レア物もあるそうです。
常磐線の「スーパーひたち」。これは初登場時に製造されただけで、いまは生産されていないとか。
ロータリー除雪車もありますよ。黒い車体を蒸気機関車が後ろから押すタイプ。30年以上前に発売されていたそうです(私も友達の家で見た記憶あり)が、その後生産されず。99年に復刻生産されたそうです。
そして極めつけがこちら。「プラ」レールなのに、珍しいブリキ製です。「C53とマイテ39」。これはプラレール40周年を記念した商品。当然、今はどこの店頭にもありません。プラレール誕生の際、「もしもブリキで商品化されていたら…」というアタマの体操のような発想がそのままカタチになったものとのこと。
今や入手困難、ネットオークションでも高値がつくというレアもの。そんな事情を知らずに車両を受け継いだF家の電車ブラザーズ。最新の「副都心線」もいつかプレミアムがついた状態で、誰かに引き継がれるのでしょう。代々受け継がれ、価値が継ぎ足されていく…まさに老舗の「うなぎのタレ」のようです。