#166「デラックス」
熊本までの往路、特急で熊本に入りました。時刻表を見ると、自分が乗ろうとしている博多発の列車には「DXグリーン車があります」との表記が。「DX=デラックス」ですよ。なんとも昭和な響き。いまなら「プレミア」とでもいうべき言葉でしょう。
さっそくネットで調べると、確かに「デラックス」との形容が相応しい豪華なしつらえです。グリーン車に乗り込むと、なんだかダイニングバーのようなデザインの通路が、客室に向かい延びています。じつはこの左側には、4人乗りの個室もあるんですねー。
で、突き当たりの扉を開けた通常のグリーン席がこちら(↓)。これだって左右に2列-1列、前後の間隔もたっぷりとってあります。
しかしデラックスグリーン車はこんなもんじゃありません。
コレですよ。
シートは茶色の市松模様。身長178センチの私も悠々と横になれるこのリクライニング角度!まったく前後を気にする必要の無い、圧倒的な前後のゆとり。背もたれ、レッグレストともに電動ゆえ、右のひじ掛けに内蔵されたスイッチでウィーンと自由自在です。通常のグリーン車の端の部分に、ちょっとした仕切りがあって、その前にわずか1列3席のみ。まさにデラックス!自腹を切った甲斐がありました。おかげで安らぎました。ただ一つ無念なのは、夜間の移動だったので、何も車窓が楽しめなかったこと。これだけのサイズの窓を独り占めしたというのに…。無念であります。次回は昼だ!