#161「同好の士」
写真はかつて上越線経由で東京と新潟を結んでいた特急「とき」です。在来線の奥には並行して高架線が走っています。もう上越新幹線の建設が進んでいた時期でしょうかね…。
と、3センテンスにわたって引っ張りましたが、鉄道模型のレイアウトです。『乗りもノート#033』でも登場した銀座のバー「パノラマ」であります。この日は、日本テレビ社内の鉄道好きが集まってあれこれと話が盛り上がったあと。「例の店に行きましょう」となり、大挙押し掛けたのでした。いいですね、ちょっと歩くと目指す店。
そもそも同好の士の会合は、「ある目的」のもとに集結しているのですが、何しろ「鉄道好き」「日本テレビの社員」ということ以外には何の共通点もありません。普段は他部署との交流が多くない私にとっては、じつにいいんです。管理職も若手も無関係。「ある目的」が無ければゆっくり話すことの無かった面々ですので、鉄道を通じてあれこれと盛り上がります。本物の鉄道では絶対にあってはならない「脱線」も、わいわいと語らう中で「話が脱線」するぶんにはむしろ好ましい効果や思いがけない収穫があるんですねえ。
レイアウトや展示車両を隅々まで眺め、まだ月曜の夜であることを思い出し、日付の変わった銀座の街に出てみると、外は本降りの雨でした…。(どんだけ盛り上がったのだ?)