#156「ガソリン」
暫定税率が復活し、きのう5月1日から元どおり課税されているガソリン。普段は残り3分の1を切る頃までは自家用車のガソリンを入れない私ですが、ガソリンスタンドの様子も知っておこうと思い、29日の夜にスタンドに行って来ました。まだ1日を残したこの日、やはり幹線道路沿いのスタンドは、みたことの無い混雑。路上にも数多の車が並んでいました。
私の車は、前回満タン給油したときからの走行距離からして、だいたい20リットルちょっと入るかなと推測。案の定、タンクは21リットルを飲み込みました。1リットルあたり30円ほどの値上げが予想され、実際には35円も上がりましたから、700円もの差額です(4月23日に町村官房長官は、連休中に一気に値上がりすることには多分ならない、という趣旨の見通しを示しましたが、完全に外れました)。値上げラッシュのご時世、出来ることはすべからく節約したいとお考えの方が殆どでしょう。夜、長い行列を我慢してでも給油しておきたいと考えるのは、当然のことと言えましょう。自分の懐が痛むかどうか、その痛みがどこまで抑えられるかという切実な問題ですから。
この感覚。きのう「リアルタイム」のコメンテーター・山本博さんは「福田さんも全国の知事の皆さんも、暫定税率は必要だと言うんですが、僕はあの人たちの中にね、自分でガソリンスタンドに行って、給油して、自分の財布からお金を出している人が何人居るのだろうかと聞きたいですね」とおっしゃいました。このコメントがどう受け止められているか、私は与野党の国会議員、視聴者の皆さんに確認したい気持ちにかられます。