#153「電気」
愛知県は岡崎に行って参りました。電気自動車の取材です。すでに市販されているガソリンエンジンの軽自動車をベースに、そのパッケージを活かして作られた最新型。開発者の話を聞き、試乗コースでたっぷりと運転する機会に恵まれました。結論から言うと、「予想以上の進化」に驚かされました。
車体の床面裏側には、リチウムイオン電池が畳1枚ぶん並べられています。ここからモーター・減速機を経由して力が後輪に伝達されます。運転操作は通常の自動車とまったく一緒。ただ、キーを回してもエンジンの音はしません。シーンとした静寂が車内を包みます。アクセルを踏むと音もなくスタート。アスファルトを踏むタイヤのノイズだけが、開けた窓から聞こえてきます。この静けさ。エアコンのファンの音が目立ってしまうぐらい。これはすごい。
実際に運転すると、加速がじつに気持ちいい。実際、小型車なみのパワー・トルクを持っていて、まだまだゆとりがあるそうです。くわしいインプレッションはまた次回…。