#135 「成就」
その箱は、目の前、一番手前にありました。住宅街にある、小さな個人営業のおもちゃ屋さんでのことです。
「乗りもノート #111」で書いた通り、造形・色彩ともに非常に出来の良い「日本テレビ中継車のミニカー」を入手したいと願っていた私。先日、おもちゃ屋さんに立ち寄ると、ミニカー売り場に向かいました。そこには、例の「中継車シリーズ」のミニカーの箱がずらりと鎮座していたのです。前述の通り、これらのシリーズは「安くて出来がいい」。けれども「箱の中身はあけるまで分からない」という欠点があります。運が悪いといつまでも目当ての品は入手出来ず、永遠に買い続ける恐れがあるのです。昨秋私は「テレビ朝日の中継車」を引き当ててしまいました。
この日。一度は奥のほうの箱に手を伸ばした私でした。しかし、その刹那。何かに導かれるように、普段は絶対手にしないであろう、一番手前の箱をレジに持っていったのです。その「何か」が何なのか、未だにわかりません。桑田真澄投手を真似て言うなら、「乗りものの神様」でしょうか。
その結果が今回の写真、であります。ううーん。やったっ。
これにて「乗りもノート #120」で紹介した「トミカ」と合わせて、2台の日テレ中継車が私の棚の中に。念願成就、であります。ご声援ありがとうございました。