#100「鉄道博物館」
ことし最大の、といっていいぐらいの「オープン」です。乗りもの好きにとっては。おととい14日、さいたま・大宮の鉄道博物館が開館しました。私は開館に先駆けて10月1日の報道公開にて館内を見て参りました。ハッキリ言って「役得」です。
現地までは電車で行きましたが、博物館の最寄り駅「鉄道博物館駅」(開館に合わせて「大成駅」から改称)は「ニューシャトル」という新交通システム。
小さな箱を6つ連ねたワンマン運転です。大宮駅で乗り換えをしようとホームに立つと、列車は右から入ってきます。で、そのまま進行方向を変えずに左にむけて発車。大宮駅は始発・終着駅なのに、折り返し運転をしないのです。通常の始発・終着駅の場合、お客さんを全員降ろすと、運転士は反対端の運転室に移動、車掌は今まで運転士がいた運転室に移動するのですが。
これにはワケがありまして。ニューシャトルは東北・上越新幹線の高架線の左右に貼り付くように走っています。上下線の間に新幹線の線路が幅広く走っている。で、上り線を大宮駅に向けて走ってきたニューシャトルは、新幹線の高架の下に潜り込んで、ぐるっとループを描き、反対側に出てくるんですね。ヘアピンカーブしているようなものです。これで、乗務員の場所替えを省いてそのまま下り列車になり、出発すると。
新潟に帰省するとき、新幹線から見えた小さな電車が、こういう運転形態をとっていること、初めて知りました。百聞は一見に如かず、ですね。…そんなことを思っているうちに、大成駅(いまや鉄道博物館駅)に到着です。
つづきはまた。