#070 「タイミング」
「なんでかなあ」というタイミング、「乗りもの生活」には結構あるものです。
駅前の赤信号に引っかかったら、乗るはずだった急行電車に乗り遅れた。休みが取れた、旅行だ!と思ったら、マイレージの利用期限が過ぎていた。えてして、「望ましくないタイミング」です。空港に滑り込んでチェックインしたら、なぜか座席がスーパーシートだった。そういう事例はほとんどありません。「時間には余裕をもって出かけよう」というのは、それなりに根拠はあるのですね。
しかし、どうにもままならぬタイミング、の筆頭は「タクシーメーター」でしょう。
あれはなぜ、下車寸前に
「ピッ」と上がるのか。
停車直前に運転手さんが見えないところでボタンを押すとか、何かカラクリがあるんではないか?と訝しく思ったこと、幾度もありました。…疑り深くてすみません。記者ってそういう仕事なんです。やだやだ。
という私のために(?)昨今のタクシーメーターは「もうすぐ料金が上がるよ」というインジケータがついていたりします。砂時計のようにカウントダウンするタイプ、赤いランプが点滅するタイプなど。「最悪のタイミング」であっても、一応の納得とともに下車できるようになりました。
「おつり、とっといてください」の境地にはまだまだ至りませんが…。