★斉藤雪乃レポート★
☆SL冬の湿原号でタンチョウに会いにいこう☆
まだまだ寒い2月。
どうせなら寒いのを楽しまなきゃ!ということで、1週間北海道へいってきました☆
今回は『SL冬の湿原号』をご紹介します!
『SL冬の湿原号』は釧路~標茶間を走る期間限定のSLで、2000年の運行開始から今年で10周年。
この日のSLはC11 207。1941(昭和16)生まれで前のライトが特徴的な通称「カニ目」。
11時09分、カランカランと発車を知らせるベルが鳴りました。
いよいよ釧路駅を出発!
おぉ、平日やというのにお客さんいっぱい!
SL冬の湿原号は全車指定なんで、皆さんも前々から楽しみにされてたんかな♪
列車はしばらく釧路の街を通り抜けます。
天井にタンチョウが飛んでる!
車内にはエゾシカやキタキツネなど北海道を代表する動物のぬいぐるみが飾られてます。
運が良い日には実際に車窓から見えることも。
せっかく来たんだもの、会えますよーに★☆
2号車には車内販売のカウンターがあります。
出発してからほぼずっと混んでたような...。すごい人気。
ストーブの上にはお決まりのするめ。
車内では売ってはらへんかったけど、焼くとオススメなんがマシュマロ★
とろーっとしてめっちゃ甘いんです♪て、やっぱり持ち込みはアカンのかなぁ?
その場合はお家にてお楽しみくださいm(__)m
緩急車にて地元のネイチャーガイドさんが釧路湿原のお話をしてくれはるということで、いってみました。
このような感じで地図とともにわかりやすく解説してくれはります。
☆このとき習ったこと☆
①車掌さんがスピードを「緩」めたり「急」いだりするから緩急車。
②釧路湿原というか釧路は2万年前まで海の中。
(縄文時代の頃に水が引いて出来てんて)
③遠矢(釧網本線)と洞爺(室蘭本線)は一緒の意味だった。
(どちらもアイヌ語で「湖の近くの丘」という意味。漢字が違うだけやって)
④釧路湿原を埋め立てて工業地帯にする案もあった。
⑤10羽しかいなかったタンチョウだが地元の方の努力により繁殖に成功。
このほかにも面白いお話がたくさん聞けました。
それにしても走っている緩急車に乗ったの初めて!!
ほかの車両とは明らかに違う雰囲気にワクワクしました!
お話を聴いてるうちに列車は釧路湿原へ。
釧路川に沿って進む列車からの車窓は自然がいっぱい。
ハンノキが広がる風景や、途中エゾシカが駈けていく様子はオーサカ人にとって「まさに北海道」という印象を受けました。
そしてタンチョウの来る駅=茅沼駅に到着。
今は無人駅やけどむかし駅長さんがタンチョウに餌付けをされていたんですね。
きょうは会えるか...あーっ!飛んでっちゃった(>_<)
12時24分、終点 標茶駅に到着。
機関士さんも目線くれはりました。ラッキー☆
あっという間やったSL冬の湿原号。
ですが!
車内を楽しみすぎてあんまり景色楽しめへんかったような。
タンチョウにも会われへんかったしぃ...。よしっ!!
折り返しも乗ることに決定★
そして...
タンチョウだぁ!会えたよ!!
ここで運転手さんの心遣いに感動☆
茅沼駅に近付くにつれ姿が見えたんですが、SLが来るとやっぱりビックリしちゃうみたいで。
タンチョウを驚かせへんようにそーっとスピードを緩め停止し、出発も動き出したかわからへんくらいの絶妙な運転さばきでした。
おかげさまでかなりの至近距離から観察。すごく嬉しかったです☆☆
あっ、ネイチャーガイドさんによると
タンチョウは冬の時期だけ来るんやなくて、夏も釧路湿原の奥の方で暮らしてるみたいですよっ。さすが国立公園!
乗り継ぎの都合上、うちらは塘路駅でお別れ。
ほんまは行きだけの予定やったんですが、こうして帰りも乗ることで2倍楽しめました!
タンチョウにも会えたし☆
って、後半はタンチョウレポートみたいになってますね^^;
C11から拝む釧路湿原はテレビでしか見たことの無かったような壮大な車窓でした。
しかしながら青々とした釧路湿原も観たくなるのが人間の欲の深さ。
ぜひとも夏「くしろ湿原ノロッコ」に乗りに来たいなと願うサイトさんでありました☆
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