#415 「堂々」
ワシントンはあんなに寒くて長かった冬がようやく終わったと思うと、あっという間に夏が近づきます。「初夏」や「梅雨」が無いこともあり、春が短くて夏が長い印象です。うかうかしていると半袖の季節がすぐそこに。きょうの写真は「ゆく春を惜しむ」かのようなこの1枚です。
先月の桜の時季、ワシントン中心部の「モール」と呼ばれる、博物館や国家的モニュメントを数多く抱える大きな公園でのショットです。この日は桜を見るために歩いていたのですが、人々のしゃべり声とそよ吹く風の音だけが聞こえるのどかな場所に、現れたのであります。この1台が。「どどどどどどどど」と、独特の太いサウンドを響かせながらやって来たのは警察のバイク。
このときカメラを構えた私の後ろには、巨大な「ワシントン・モニュメント」というワシントンを象徴する石塔があるのです(写真中央の投光器は夜間にモニュメントをライトアップするものです)。このバイクはその周辺警備に携わる警察官なのでしょう。
それにしても、この白バイが走る道は私の認識では「歩道」でして、このあと私の歩く道で合流。そこには多数の観光客が。バイクはクラクションを鳴らすでもなく、きわめて悠然と、時速2~3キロぐらいの超・超低速で走り(...と言うには遅すぎる)抜けて行きました。歩道なんですけどね。
まさに威風堂々。子どもの足よりゆっくりと動きながらグラリともしない安定感。そしてエンジンの音だけで海が割れるように人波がさーっと分かれる威厳。バイクの性能と警察官の腕と、警察の権威が三位一体となった瞬間でありました。しかし我ながら、この写真、青い空、薄紅の桜、緑の芝生に映えるバイク...。見事な一枚じゃないでしょうか。(...遠慮がちながら堂々と自画自賛...)
先月の桜の時季、ワシントン中心部の「モール」と呼ばれる、博物館や国家的モニュメントを数多く抱える大きな公園でのショットです。この日は桜を見るために歩いていたのですが、人々のしゃべり声とそよ吹く風の音だけが聞こえるのどかな場所に、現れたのであります。この1台が。「どどどどどどどど」と、独特の太いサウンドを響かせながらやって来たのは警察のバイク。
このときカメラを構えた私の後ろには、巨大な「ワシントン・モニュメント」というワシントンを象徴する石塔があるのです(写真中央の投光器は夜間にモニュメントをライトアップするものです)。このバイクはその周辺警備に携わる警察官なのでしょう。
それにしても、この白バイが走る道は私の認識では「歩道」でして、このあと私の歩く道で合流。そこには多数の観光客が。バイクはクラクションを鳴らすでもなく、きわめて悠然と、時速2~3キロぐらいの超・超低速で走り(...と言うには遅すぎる)抜けて行きました。歩道なんですけどね。
まさに威風堂々。子どもの足よりゆっくりと動きながらグラリともしない安定感。そしてエンジンの音だけで海が割れるように人波がさーっと分かれる威厳。バイクの性能と警察官の腕と、警察の権威が三位一体となった瞬間でありました。しかし我ながら、この写真、青い空、薄紅の桜、緑の芝生に映えるバイク...。見事な一枚じゃないでしょうか。(...遠慮がちながら堂々と自画自賛...)