#414 「騎馬」

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 もう何十年も前、こどもの時分に読んだ「乗りもの」の本では、だいたい最初のほうに「のりもののれきし」みたいな項がありました。当然、その歴史は現代に近づくにつれてイノベーションの早さが増してきて、この100年ちょっとのあいだに、凄まじい進化がみてとれるわけであります。いっぽうで、遡っていくと、石油や石炭を燃やして動力を得ることのない時代には、「乗りもの=生きもの」だった時代がずーっと続いていたのですよね。

20140506.jpg  先日、桜の咲いていたころに散歩に出ると、ホワイトハウスの前には写真のような騎馬警官の姿がありました。写真の左後ろに白い建物、見えますね。この日は折しも観光客が沢山いる日で、私も含め、多くの人が順繰りに写真を撮るのです。馬は涼しい顔して、おとなしくしています。賢いですね。

 馬上の警察官が手にしているのは、スマートフォンでした。まさかとは思いますが、「ナビゲーション」のアプリだったりしたら面白いのですが、何を見ているのかは分かりません。

20140506-2.JPG  その数日後、こんどは支局の近くを闊歩する2頭の馬。そうそう、前回ホワイトハウス前で目撃したときに思ったのが、「この馬と警察官はどこから来たのか」という点でありました。すぐ近くには厩舎などは見当たらないので、どこかからやって来るのではないかと見ておりましたが、このときも写真を撮るのが精一杯で(お察しのとおり、カメラを出すのに手間取るうちに、馬に追い抜かれた)、「どこからやって来たのか」は質問出来ず...。つぎのチャンスを狙います。


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プロフィール

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近野 宏明
(こんの ひろあき)

現在、ワシントン特派員。鉄道、自動車、航空機などの乗りもの・交通全般に詳しい。

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このブログ記事について

このページは、近野 宏明(こんの ひろあき)が2014年5月 6日 13:00に書いたブログ記事です。

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