2013年10月アーカイブ
ワシントンのとある夜。地ビールの店でちょっとだけ飲んでいると、店の外の交差点に長ーい車が2台現れました。「ハマー」をストレッチしたリムジンですね。
と、程なくしてもう1台、こんどは別の白いリムジンが右から交差点に入っていきます。「シボレー・サバーバン」でしょうか。
おお、さらには左からけっこうな勢いで「リンカーン・タウンカー」のストレッチ版がやって来た。
こうなると交差点は白い車で埋め尽くされて見えます。実際には4台だけなんですが。リムジンに紛れて1台だけ居るふつうの車のドライバー、その心中やいかに。
この交差点、私が居る場所の斜向かいがホテルなので、さぞや高名なセレブリティが集まるパーティーでもやっているのか?と思い、聞いてみました。
しかし。ただの卒業パーティーだそうでして。仲間内で割り勘にてレンタルすること、結構あるんですって。卒業パーティーにリムジンって...。「バブリー」な感じを受けますが、割り勘にすればかなり現実的なお値段になるようです。
夜の闇に艶やかに輝くリムジンはとっても豪奢ですが、後日、昼間に同じ場所に立つとなんのことはない、ありきたりの交差点でした。リムジン効果、てきめんです。
与野党の対立から、アメリカは政府として新たな借金が出来なくなる可能性が出ていました。そして債務を支払えないという、前例の無い事態に陥る恐れもありましたが、なんとか17日の期限を前に回避。しかし問題は先送り。どうなることやら...。
前回の写真でご紹介したとおり、アメリカ、ワシントンDCの中心部ではしょっちゅう「セグウェイ」を目にします。では彼らは一体どこから来て、どこへ行くのか。乗りものである以上、どこかで乗ってどこかで降りるわけでして。その現場がここであります。
国務省の裏手、とあるビルの一角。ここにその基地はありました。建物の中にはズラリとセグウェイが並んでいます。ここでツアーを申し込むと、こうして乗り方を練習し、ヘルメットを被って出発していきます。道理で、国務省の前の道でよく見かけるわけです。
行き先はホワイトハウス、議会、官庁街、「モール」と呼ばれる大規模な緑地帯(沢山の記念館や博物館が建ち並ぶ)の近辺が中心とみられます。しかし、最初に書いた通り、多くの博物館や美術館は、リンカーンやジェファーソンの記念館もキング牧師の像も、政府機関の一部閉鎖に伴い近づけませんでした。
この界隈をゆくセグウェイは日常の光景でしたが、政府機関の一部閉鎖中はめっきり静かなものでしたよ。...もともと音もなく行く静かな乗りものなのですけれど。観光客の多さはワシントンの街を明るく賑やかにしていただけに、政治の混乱が嘆かわしいところです。
みなさまご無沙汰しております。久々の「乗りもノート」です。注意深くオンエアをご覧頂いている方はお気づきかもしれませんが、私、2013年4月からワシントン支局にて勤務しております。当然、転居いたしました。ですので、今回は分かりやすい一枚から。
ホワイトハウス前です。大勢の観光客が毎日訪れています。アメリカ各地からはもちろんのこと、世界各国の言葉が聞こえてきます。「各国だ」という判別がつくだけで中身は分かりませんが。警備の都合などがあるときや、大規模なデモが行われるときなどは、この場所(敷地の北側に東西に接する道)は立ち入り出来ません。でも普段は歩行者はもちろん、自転車程度の乗り物は通行可能です。
で、セグウェイの登場です。ワシントンでは毎日の様にセグウェイに遭遇します。これは人力でない乗り物にもかかわらず、ホワイトハウスの前に乗り付けられるんですね。転居して間もない、毎日の様に買い出しに行っていた時期、支局の仲間に「セグウェイでも買えば?」と冷やかされました。新天地で新しい乗り物も悪くないなあ...とつい真剣に考えてしまいそうなのが我ながらコワイところ。...今からネットで検索してみます。