#384「画期」
先日、銀座で開かれていた鉄道模型ショーに行って来ました。招待券を頂戴していたので、銀座に用事を作りそのついでに...って、ご明察のとおり、こっちが主たる用事になったんですが。
写真は、会場で展示されていたジオラマ。どこが鉄道模型ショーなんだ!と仰る向きもあろうかと思いますが、このジオラマのキモは電車ではなく「バス」なんです。このバス、路上をきれいにトレースしてバス停に止まり、また動き出すという...なかなか画期的なものなんです。
鉄道模型はレールの上を走るがゆえに、曲がることに関しては何も気にする必要がありません。線路が曲がっていればそっちに行くだけですが、バスは路上にレールがあるわけじゃないので、自分で車輪を曲げて進む姿はなんとも目を奪われます。
どうしているかというと、バスの車体に仕込まれた磁石が道路裏の金属線をなぞる、という、聞いてみると「なんだぁ」という話ですが。しかしこのバス、カーブではちゃんと前輪タイヤがその方向にハンドルを切ったように曲がりますし、バス停では路肩に幅寄せし停車、走り出すと車線中央に戻るという、なんとも芸の細かい走りをするわけです。
150分の1スケールなので、全長わずか数センチ。あたかも意思をもっているかのような走り、動画もアップされているようなので、ご興味のある方はぜひ。