#379「孤独」
本日39回目の誕生日を迎えました近野です。平均的な余命を考えると、だいたい半分は過ぎてしまったわけですが、このトシになって趣味の乗りものについてこうして書き連ねていられるというのは、非常にありがたいことなのでしょう。皆様のご支援に感謝。
さてきょうも香港。香港島の南に浮かぶ、「南丫島」の海であります。
もしかすると、当コラムでもっともプリミティブな乗りもの、かもしれません。小船に立ち乗りしてひょろひょろと漕いでいくおじさん。私が昼ごはんを食べていたら、その前を飄々と過ぎ去りました。
海で「ひとり乗り」というのは、周囲の自然が大きいだけに、その孤独感も比例して大きいのではないか。しかるに多くの漁師さんはひとりで海に立ち向かいます。そのことだけで頭が下がります。39歳にもなっていつもひとに助けてもらっている私など、まだまだだなぁと思うばかりです。