#350「続き」
世の何ごとにおいても、「永遠」というものはありません。乗りものの世界も同様です。「乗ればそのとき、降りることが始まっている」と思うのです。自動車も鉄道も飛行機も船も、どこかでその乗りものから降りることで一つの区切りがつくわけです。
本日3月26日をもって、「NEWSリアルタイム」が終了します。私はこの番組の前身、「ニュースプラス1」から引き続き、5年間キャスターを担当いたしました。振り返るとあっという間ですね。この仕事をやっていなければ、当コラム「乗りもノート」も無かったと思うと、感慨は大きなものがあります。
とはいえ、べつに会社を離れるわけでも報道記者を辞めるわけでもありません。引き続き報道局で記者として活動して参ります。95年に入社以来、もともとは記者でしたので、「記者に戻る」という感覚です。久々の取材最前線ですので初心を忘れずがんばります。
ということで、写真のレールは途切れていますが、これはあくまで途中経過。この続き、どういうレールを延ばしていきましょうか。心機一転の春であります。