#319「夢の街」
トミカで作った大きな街。びゅんびゅんクルマが走り回っていますね。カラフルで清潔で、子供心に返ってしまいます。幼いころはこういう展示が、ちょっと大きなオモチャ屋さんのショウウィンドーにはあったものです。ガラスにへばりついて、行き交う(と言っても実際には動いていないのですが)ミニカーに夢を膨らませましたねえ。
おもちゃの世界では昔も今も、その華やぎは変わりません。しかし実際のクルマ社会は大きな曲がり角を迎えました。とくにことしは流行語大賞の横綱が「エコカー」ですから。地球環境の保全という大命題の前に、クルマはすっかり悪者のイメージになってしまいました。それと並行して、クルマに夢を仮託する子供や若者の数も減っているのでしょう。いわゆる「クルマ離れ」というやつです。
実車の売り上げが減る中、おもちゃの売り上げはどう推移しているのでしょうかね。乗りもののもつ本質的な魅力というものをどうアピールするか。当サイトもその一助となるべくがんばってまいります。