#312「追憶」
先日のモーターショー。淋しさを覚えた会場の一角で、「懐かしさ」も感じました。初代ホンダ・アコードです。1976年にデビューしたハッチバック。外装色は銀色。まさに私の実家で乗っていたものと一緒です。
中を覗き込むと、黄色味の強い黄土色のインテリア。当時のホンダ車の例に倣って(というかその時点ではシビックとアコードぐらいしか無かったのですが)、助手席前のダッシュボードが非常に低く、モノを載せることのできるトレー型になっていました。さらに前席の背もたれ後ろに、灰皿が取り付けられていたこともよく覚えています。子どもがガチャガチャいじれる数少ないアイテムだったので。あぁ父親の運転であちこちに出かけたなあ…。
そしてふと思い出したのが、ドアロックノブの傍らに貼ってあった「ロックしましょう」というステッカー。昔のホンダ車にはあったなあ…。私にとってドアロックは「防犯のため」という意識のほうが強いのですが、当時は「乗ったらドアロック」という感覚なのでしたっけ?
この車の写真を撮って、目を凝らすとそこにありました。「ロックしましょう」。