#312「追憶」

|

先日のモーターショー。淋しさを覚えた会場の一角で、「懐かしさ」も感じました。初代ホンダ・アコードです。1976年にデビューしたハッチバック。外装色は銀色。まさに私の実家で乗っていたものと一緒です。

初代ホンダアコード.jpg

中を覗き込むと、黄色味の強い黄土色のインテリア。当時のホンダ車の例に倣って(というかその時点ではシビックとアコードぐらいしか無かったのですが)、助手席前のダッシュボードが非常に低く、モノを載せることのできるトレー型になっていました。さらに前席の背もたれ後ろに、灰皿が取り付けられていたこともよく覚えています。子どもがガチャガチャいじれる数少ないアイテムだったので。あぁ父親の運転であちこちに出かけたなあ…。

そしてふと思い出したのが、ドアロックノブの傍らに貼ってあった「ロックしましょう」というステッカー。昔のホンダ車にはあったなあ…。私にとってドアロックは「防犯のため」という意識のほうが強いのですが、当時は「乗ったらドアロック」という感覚なのでしたっけ?

この車の写真を撮って、目を凝らすとそこにありました。「ロックしましょう」。


2016年8月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

プロフィール

近野さんポートレート
近野 宏明
(こんの ひろあき)

現在、ワシントン特派員。鉄道、自動車、航空機などの乗りもの・交通全般に詳しい。

more

このブログ記事について

このページは、近野 宏明(こんの ひろあき)が2009年11月10日 13:20に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「#311「画風」」です。

次のブログ記事は「#313「逆流」」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。