#217「惜別」
ということで、11月30日をもって0系が引退しました。今回は先日の続きです。車内のようす。 一通り見たのですが、やはり最新のN700系とは違いますね。通路の写真をじっと見ても、まず色合いがなんとも事務的。そして扉部分などに意外に凸凹があるのにも気づかされます。N700系の通路は「角がない」ような作りも見られるのですよ。ラウンドしていてちょっと雰囲気が違います。
そして、きっと当分は足を運ばないであろう駅にも降りました。「博多南」駅です。博多から南に数キロ進んだ、新幹線の車両基地のすぐ手前にぽつんと1本の、短いホームがありました。ここは交通手段の乏しい周辺住民らの要望で設けられた駅。鉄道営業上は在来線扱いですが、実際に走る車両は新幹線車両ですので、特急扱いとして運賃のほかに特定特急料金を払います。しかしこのたたずまい。地方のローカル線みたいですよね。小さい改札を抜けてトントンと階段を上がるとそこに新幹線。この写真に見える0系も「今は昔」となったんですね…。