#132「水上」
雪や氷の上を走れる「2WD自転車」を紹介したら、東京は2年ぶりの積雪。きのう月曜の朝は冷え込みましたから、路上は凍結で「氷上」と化しました。ここぞとばかり2WDの自転車で繰り出した方もいるのでしょうか。どうぞ事故にはお気を付け下さい。
さて。「氷上」から思い出したひとつの地名。「水上」です。この二文字を見ると、真っ先に思いつく読みは「みなかみ」。群馬県民と一部の新潟県民にはお馴染みの地名です。JR上越線の駅があります。かつては私の地元新潟発、水上行きなんていう各駅停車が一日に何本かありました(新潟発高崎行きも記憶しています)。特急も多数行き交う重要な幹線だった上越線は、いまや時刻表を見るとローカル線の風情です。新潟から各駅停車で上越国境を越えようとすると、長岡、越後湯沢、あるいは水上での乗り換えを強いられます。長距離列車は風前の灯です。
前置きが長くなりました。今回は「みなかみ」ではなく「すいじょう」です。この乗り物。隅田川をゆく水上バスのひとつ。「ヒミコ」です。名前も形も、インパクト大。ただの水上バスとは明らかに違います。デザインは松本零士さんによります。寒いけど、隅田川に行ったらちょっと気長に待ってみてください。おおおっ!と目を奪われますから。