#114「珍駅」

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 報道局の「乗りもノート秘密特派員」、Kカメラマンが日本屈指の珍駅に行って来ました。そこは広島との県境に近い島根のJR三江線。

宇津井(うづい)駅です。

 

 

 

 

 

 まず入り口がこれ。「高度成長期に建てられた公団の住宅そっくり」「つづら折りの階段。実に116段。途中踊り場が11も…」とはKカメラマンの報告です。踊り場の数まで数えるとは…さすが筋金入りの鉄ちゃんです。

02.jpg そして地上30メートル(6階に相当)。階段を上りきるとそこにはこんなホームが。そう。高架橋の途中にある駅なのです。写真奥にはトンネルが見えますが、反射鏡で分かるとおり、反対側にも山が。ホームの両側にはすぐトンネルがあるのです。

03.jpg つまり。遠くから見るとこんな感じ。一日4往復しか列車がないので、さすがのKカメラマンも列車を撮影することは断念したそうです。

 

04.jpg さて。あらためてその「階段塔」を直下から見ると…。まあシュールな光景ではあります。お年寄りや足の不自由な方には限度を超えた造りではあります。

 

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 この特殊な駅についてのKカメラマンの報告は続きます。「昭和40~50年代、国鉄で標準化が叫ばれた時代のものらしく、無機質なコンクリート打ちっ放しの面白味に欠ける建造物ですが、この時代に育った私には、どこか懐かしい昭和の香りが。なんとなく安堵を覚えるのはこの駅の雰囲気なのでしょうか。それとも私が変わってるのかな?」 …皆さま、いかがでしょう?変わってる?


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プロフィール

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近野 宏明
(こんの ひろあき)

現在、ワシントン特派員。鉄道、自動車、航空機などの乗りもの・交通全般に詳しい。

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このブログ記事について

このページは、近野 宏明(こんの ひろあき)が2007年12月 4日 10:52に書いたブログ記事です。

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