#110 「路上駐車」
先日、宅配便のトラックが路上のパーキングメーターを不正にリセットし、長時間に渡って路肩の駐車枠を占有し続ける実態について、『リアルタイム』でお伝えしました。都心の駐車場不足は深刻ですが、やってはいけない行為です。
本日紹介するのはスペインの街角のひとこま。
路肩に停めた車のバンパー同士がぴったり接触しています。オレンジ色の小型車は、出発時には前後の車をグイグイ押してスペースをつくってGO!となるのでしょう。日本では考えられません。そもそもバンパー(bumper)は「緩衝器」という意味ですから、「ぶつかる」「ぶつける」ことを前提とした装備なんですよね。もともとは。しかるに最近はボディと滑らかに一体化した、ボディ同色のバンパーが主流(写真右の車がまさにそれですね)。日本でこんなバンパーの車をグイグイと押して傷を付けた日には、トラブルになること必定です。
左側の車を見ても分かるとおり、欧州では車の寿命も長く、ボロになってもバンバン乗り倒します。徹底して「クルマは道具」というマインドも強いんですね。私は未だその境地には至っておりません。小さい人間です。