#075 「足元で」
行ってきました。「リアル特集」お馴染みのコーナー、秘密の地下世界のロケに。第2弾では虎ノ門、霞ヶ関、日比谷付近の巨大地下共同溝へ潜入です。簡単に言えば、ライフラインをおさめたトンネルを大きく一本化したもの。工事のたびに掘り返すことも無くなり、大震災にも強くなるというのが主なメリット。
文部科学省の庁舎前、虎ノ門の交差点からぐんぐん降りていくと、巨大な空間が広がっていました。そこから桜田門、日比谷方向へ移動しながら見学したのですが、そのルートにはレールが敷かれています。工事用のトロッコが行ったり来たりする鉄路です。
ものすごく似合わないヘルメットをかぶった私。
その横にあるのが、トロッコを引っ張る機関車。小ぶりですが頼もしい地下運搬の主役、でしょう。残念ながら動くトロッコに乗車は出来ませんでしたが。
線路に沿って歩くと面白いことに気付きます。このトロッコにも一応、停車場というのが決まっていて、それぞれに名前が付いています。その付近の地上にある施設に対応しているので、「外務省前」なんていうんです。もちろん地上の外務省前には、線路も停車場もありません。足元深くの見えないところで、乗りもの好きの心をくすぐる列車が走っていました。もしやあなたの街でも…?