駅の記憶

第02話 上野駅
今、むかし


  • ・明治16(1883)年7月28日
    日本鉄道会社によって開業(上野-熊谷)。日本鉄道会社は岩倉具視が主唱し、華族を中心とした人達の出資によって設立されました。

    明治17(1884)年高崎まで開通。

    明治18(1885)年7月
    新駅舎竣工 開場式挙行。明治16年開業当時の駅舎は仮駅舎でした。

    宇都宮まで開通
    この時、宇都宮駅で売られた握り飯が駅弁第1号と言われています。

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    開業間もない頃の上野停車場(明治20年頃)

    明治23(1890)年11月1日
    上野駅-秋葉原駅開通。

    明治24(1891)年9月1日
    上野駅-青森駅開通。

    明治33(1900)年8月15日
    待合室新設 自動電話設置(9月)。

    明治38(1905)年8月1日
    新潟行きの直通列車運転開始

    明治39(1906)年11月1日
    鉄道国有法施行 上野駅国有化

    明治40(1907)年5月16日
    奥羽線経由青森行きの直通列車運転開始

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    賑わいを見せ始める上野停車場(明治末年)

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    大正12(1912)年9月1日関東大震災 駅舎焼失。避難民が上野の山をめざして殺到し、大混雑
    しました。上野駅においても機関車、客車、電車、貨車に多大な損害が出ました。9月23日、簡易駅
    舎で営業再開。

    大正14(1913)年
    上野駅-東京駅開通

    昭和2(1927)年12月30日
    地下鉄(上野駅~浅草駅)開業。日本最初の地下鉄で、現在の銀座線です。

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    再建して間もない上野駅(昭和7年)

    昭和9(1934)年頃
    東北地方大凶作。女子の身売りが急増し、彼女らは上野駅に降り立ったといわれています。

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    昭和20~23(1945~1948)年頃─戦後の物不足を受けて、上野駅界隈には闇市(のちの「アメ横」)が開かれました。浮浪者、傷痍軍人の姿も駅周辺に数多く見られ、地方への買い出し列車はつねに鈴なりの混雑ぶりでした。

    ・昭和33(1958)年
    特急「はつかり」登場。東北本線初の特急でした。朝倉文夫「翼」寄贈。上野駅開業75周年を記念して。朝倉文夫は台東区に住んでいました。

    ・昭和30(1955)年代中期以降
    ─東北各地から集団就職列車が上野駅18番ホームに到着しました。集団就職学生たちは「金の卵」と呼ばれ、高度経済成長の担い手として、東京・京浜地区の貴重な労働力として期待されました。井沢八郎の「あゝ上野駅」は、集団就職の人たちに歌い継がれました。あわせて、東北地方からは出稼ぎ労働者が数多く上野駅を帰着点としながら行き来していました。

    ・昭和36(1961)年3月─日比谷線開業。

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    長距離列車を待つ旅行者で混雑する上野駅(昭和37年)

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    続々と長距離列車が出発する(昭和40年代)

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    仙台からの夜行列車「北星」が到着(昭和49年)

    ・昭和43(1968)年10月1日
    ─この時のダイヤ改正は、「ヨンサントオ」と呼ばれ、大規模なものとして知られています。特急をはじめとした都市間高速列車網が整備され、特急全盛時代を迎えました。
    上野駅からは東北、北陸各方面に数多くの特急列車が運転されていました。「ひばり」「ひたち」「つばさ」「やまばと」「あいづ」「やまびこ」「はつかり」 「いなほ」「みちのく」「はくたか」「白山」「あさま」「とき」「そよかぜ」「白根」「はくつる」「ゆうづる」「あけぼの」「北陸」「北星」などが活躍し ました。レジャーブームを受けて、北海道への観光客や上信越へのスキー客など、上野駅は一年を通じて旅行客で賑わうようになりました。

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    アメ横はすっかり上野の名所に(昭和50年頃)

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    「あさま」「とき」(昭和50年頃)

    ・昭和57(1982)年6月23日
    東北・上越新幹線開業。大宮までの開業で、上野までの開業は3年を待つことになります。

    ・昭和60(1985)年3月14日東北・上越新幹線(上野~大宮間)開業。

    ・昭和62(1987)年4月1日
    JR東日本発足。上野駅はJR東日本の駅になりました。

    ・昭和63(1988)年3月13日
    寝台特急「北斗星」運転開始。昭和63年に開通した青函トンネルを経由して、上野駅と札幌駅を結ぶ寝台列車として人気を博しました。

    ・平成3(1991)年6月20日東北・上越新幹線、東京駅乗り入れ。新幹線が東京駅に直結することにより、上野駅は「北の玄関口」の地位が脅かされるようになりました。

    ・平成5(1993)年12月
    急行「津軽」、急行「八甲田」季節列車化。「津軽」は"出世列車"と呼ばれました。集団就職などで上京した人が、この列車の一等車で故郷に帰ることを目標にしたことにちなむといわれています。季節列車化されましたが、平成9年正式に廃止されました。

    ・平成11(1999)年9月11日
    18番線ホーム廃止。18番ホームは、集団就職列車をはじめとした長距離列車が到着したホームでした。

    ・平成15~16(2003~2004)年駅内部大改装。それまで暗さのあった上野駅がとても明るい雰囲気になりました。

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    ※ 写真・資料協力:
    上野観光連名様
    台東区立中央図書館郷土資料室様
    小学館様
    台東区立下町風俗資料館様
    大穂耕一郎様
    「山本」様

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