駅の記憶

第02話 上野駅
駅の思い出

第02話 上野駅 駅の思い出

  • 三上敏和 様(74) 新潟県上越市 元国鉄職員

    memory_photo_01.jpg戦争中の人手不足で、私は13歳で国鉄の職員となりました。最初に入ったのが上野変電所で、アメ横に面するガードのあたりにありました。私と同時期に入っ た人は2人いて、ともに2歳上でした。戦争が終えると、上野変電所にも、元勤めていた人が引き揚げてきて、何人も顔を出し、再就職しました。その人たちに もたいへんお世話になりました。たしか5、6人帰ってきたかと思います。
    終戦直後、上野駅の周りには、人を尋ねて回る人たちがすごく多くて。それと、浮浪者が上野駅周辺にごろごろいて、食べるものも行くところもない。その人た ちが、夜中にアメ横の残飯をあさったんです。そして地下道で寝ているんです。何百人ですよ。女の人だったら、上野に怖くて入れない。私らは平気でしたが。

管理者コメント

三上さんは現在、奥様のご実家のある新潟県上越市にお住まいです。とても雪深い安塚地区のご自宅を訪問し、お話を伺いました。今年74歳を迎える三上さん、とてもお元気で、大正琴、地域NPOなど、精力的にご活躍されています。国鉄在職中は、変電所の設計や管理のお仕事をされていて、東京駅の変電所建設では「渋沢栄一賞」を受賞されたとか。元気溌剌の三上さん、私も元気をいただきました。

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